2in1本命 レノボ Lenovo IdeaPad Duet 560 詳細レビュー【ミドルエンド】

Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebookの外観です。

Chromebook市場最も人気のあったであろう機種がIdeaPad Duet無印だと思いますが、その後継機として登場したのがIdeaPad Duet 560です。

取り外し可能な2in1、カバー付きキーボード標準装備などいいところはそのままで大幅パワーアップして新登場です。

スペック・性能表

CPU Snapdragon 7c Gen2PASSMARK2477
画面サイズ 13.3インチ画面種類OLED(有機EL)
解像度 フルHD(1920×1080)タッチパネル
表面処理 グレア(光沢) 2in1デタッチャブル(着脱)
メモリ容量  4GB メモリ規格 LPDDR4X
ストレージ容量 64GB/128GB eMMC 駆動時間 15.5時間
インターフェースUSB3.0 Type-C x2生体認証
その他Webカメラ
Bluetooth5.1
日本語キーボード
 その他2 Lenovo USIペン
無線LANIEEE802.11a/b/g/n/acモバイル
重量本体700g/合計1.2kg幅x高さx奥行305.86×7.23×186.74 mm
305.93×15.83×192.63mm
カラーストームグレー自動更新ポリシー  2029年6月

Lenovo IdeaPad Duet 560ってこんな機種

Chromebookの中でも大人気のIdeaPad Duetの上位モデルで、ディスプレイは10.1インチから13.3インチまで大きくなり、液晶ではなく、有機ELを採用しています。

解像度は1920 x 1080で、アスペクト比が16:9とChromebookでは比較的珍しいです。

引き続き2in1の形を取っているので、タブレットとしても使えます(デカいですが…)

SoCにSnapdragon 7c Gen2という性能の良いSOCを採用しているので、今まで以上に快適な動作が見込めます。

購入先によっては基本スペックは同じで、メモリ8GBストレージ256GBも購入できるようですが、レノボ公式サイト及び家電量販店ではメモリ4GBストレージ64GB/128GBのみとなるようです。

CPU詳細・PASSMARK

CPUにはSnapdragon 7c Gen2というあまり聞き覚えが無いものかもしれませんが、これは主にスマートフォン向けにチップを供給していたQualcommという企業がラップトップ向けとして開発したSOCの1つです。

PASSMARKは2477とインテルのミドルレンジであるPentium Silver N5030(PASSMARK2678)と近い数字になります。

ミドル〜ミドルハイ向けという体でリリースされたSnapdragon 7c Gen2ですが、Chromebookでは十分過ぎるほど快適に動作します。

Chromebookのエントリー向けモデルとして採用される事の多いCeleron N4020(2コア2スレッド)のPASSMARKスコアが1597なのを考えると、8コア8スレッドのSnapdragon 7c Gen2がどれほど優れた性能を持っているのかが分かると思います。

CPU Snapdragon 7c Gen2PASSMARK2477
コア数8スレッド数8
基本クロック2.6Ghz最高クロック2.6Ghz
GPUAdreno 618
最低TDP7W最高TDP?W

ディスプレイ

ディスプレイは10.1インチから13.3インチまでかなり大型化しました。前モデルでは液晶だったディスプレイは有機ELになっています。

おそらくこれはChromebook史上初だと思います。

液晶でも十分綺麗でしたが、有機ELになりコントラスト比が大幅に上昇。

画像や動画の表示がとても綺麗になりました。

前モデルのIdeaPad Duetと同様、キックスタンド付きの背面カバーと専用キーボードを外せばタブレットとしても使用可能です。

13.3インチのタブレットに需要があるかは不明ですが…

その背面カバーには専用スタイラスを収納できます。

画面サイズ 13.3インチ画面種類OLED(有機EL)
解像度 フルHD(1920×1080)タッチパネル
表面処理グレア(光沢)2in1デタッチャブル(着脱)

メモリ・ストレージ

前機種と同様にメモリは4GBです。

Chromebookとしては一般的な容量で、ひと通りの操作で不満が出ることはあまり無いと思います。

ただし重い作業を考えている場合には少し心もとない容量なので、高性能なSOCを活かすためにも標準で8GBは欲しかったところです。

ストレージは64GB or 128GBの2種類になりました。

入手経路によってはメモリ8GBストレージ256GBモデルもあるようなので、見つけたらぜひ検討してみて下さい。

種類容量 規格
メモリ4GBLPDDR4X
ストレージ64GB/128GBeMMC

サイズ・重量

サイズは本体のみが上段の数字でキーボードカバーを装着した数字が下段です。

よく比較に上げられるiPadですが、2021年発売の第9世代と比べると縦横は少し大きくなってしまうものの、本体は7.23mmとiPadの7.5mmよりも僅かに薄くなっています。

キーボードカバーの合計の数字としては、第3世代12.9インチiPad ProにMagic Keyboardを装着した状態の本体サイズが約280x15mmx228なので、これよりも横に2mm広く、高さは0.8mm高いのですが、奥行きは3mm以上も小さくなっています。

第3世代iPad Proが12.9インチ、IdeaPad Duet 560が13.3インチという事を考えるとIdeaPad Duet 560はかなり検討していると思います。

IdeaPad Duet 560のキーボードカバーを合わせた総重量は1.2kgとなっていますが、第3世代iPad ProにMagic Keyboardを合わせた重量は実測約1,348gとなっているので、約150g近く軽い事になります。

本体のみの重量は約700gで第3世代iPad Proは631gなので、iPad Proの方がかなり軽いです。

いずれにせよサイズ感や体感できる重さの参考にはなると思います。

重量本体700g/合計1.2kg幅x高さx奥行305.86×7.23×186.74 mm
305.93×15.83×192.63mm

インターフェイス・駆動時間・生体認証

新モデルになり、インターフェイスはUSB2.0 Type-CからUSB3.0 Type-Cに進化し、端子が1つから2つに増えました。

あくまでタブレットの体としてのリリースだったのかは分かりませんが、ノートパソコンとして使用する際にインターフェイスが1つだけというのは心細かったのですが、2つに増えた事で本体を充電しながら外部機器を使用するなど、用途の幅が広がりました。

Type-C端子はPD(パワーデリバリー)とDP(ディスプレイポート)に対応しているので、本体の充電と外部モニタ出力の両方にも対応します。

USB3.0に対応したのでType-C接続した機器から高速なデータ転送も可能です。

駆動時間は15.5時間と、一般的なChromebookの駆動時間が10時間というのを考えるととても長いです。

生体認証機能はありません。

インターフェイスUSB3.0 Type-C x2駆動時間15.5時間
生体認証

その他・通信関連・カラー

その他は一般的なChromebookプラス付属のUSIペンといった形です。

Bluetoothの対応バージョンは5.1ととても新しいので、最新のワイヤレスイヤホンなどでより安定したノイズの少ない通信が期待できます。

IdeaPad Duet 560はUSIに対応したペン入力に対応しており、そのスタイラスペンがはじめから付属しています。

USI規格に対応したものなら基本的にはどんなものでも使用できるので、既に持っているペンを使用することも可能です。

本体カラーはストームグレーの1色です。モバイル通信には対応しません。

自動更新ポリシーは2029年6月までとなっています。

その他Webカメラ
Bluetooth5.1
日本語キーボード
その他2 Lenovo USIペン
無線LANIEEE802.11a/b/g/n/acモバイル通信
カラーストームグレー自動更新ポリシー2029年6月

まとめ

IdeaPad Duetの正当進化と言えるIdeaPad Duet 560。

2in1という最も特徴的な機能を残しながらディスプレイは13.3インチまで大型化し、有機ELに対応したことでコンテンツの消費も捗るようになりました。

ただし取り回しの良い10.1インチサイズの液晶であったこと、価格が安かった事が人気の理由のひとつでもあったのも事実です。

ただしSOC(CPU)がパワーアップした分のコストカットが影響したのか、一番安いモデルだとストレージが旧モデルの半分の64GBになってしまいました。

価格が安いというChromebookのメリットが薄れてしまいましたが、用途によってはコスパの高い一台になるかもしれません。

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