![HPの「Chromebook x360 14」の外観画像です。性能が高く、ホワイトとシルバーの対比が美しい機種です。](https://takostec.com/wp-content/uploads/2021/11/hp_chromebook_x360_14.jpg)
360度回転できるタッチ液晶搭載モデルとして、PCとしてだけでなくタブレットのような使い方もできます。
ボディにはアルミニウム製のシャーシを使用。キーボード側はシルバーで外側はホワイトと珍しい配色で、質感肌触り共に高級感があります。
Chromebookとしては高めの性能で、通常の仕様範囲でストレスに感じることはほとんど無いでしょう。
スペック・性能表
CPU | Core i5-8250U Core i3-8130U | PASSMARK | 5936 3687 |
---|---|---|---|
画面サイズ | 14インチ | 画面種類 | IPS |
解像度 | フルHD (1920×1080) | タッチパネル | ○ |
表面処理 | グレア(光沢) | 2in1 | コンバーチブル(回転) |
メモリ容量 | 8GB | メモリ規格 | DDR4 PC4-17000 |
ストレージ容量 | eMMC:64GB | 駆動時間 | 13.5時間 |
インターフェース | USB3.1 Gen1(USB3.0) Type-Ax1/Type-Cx2 microSDスロット | 生体認証 | x |
その他 | Webカメラ Bluetooth4.2 日本語キーボード | その他2 | |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | モバイル | x |
重量 | 1.6kg | 幅x高さx奥行 | 325×16.5×225 mm |
カラー | セラミックホワイト&クラウドブルー | 自動更新ポリシー | 2025年6月 |
Chromebook x360 14ってこんな機種
14インチと大きめのディスプレイなので動画もテキストも見やすく、どんな用途にも向いています。
ただし1.6kgと他の14インチのノートパソコンと比べると重いので、モバイル用途としてはそれなりの覚悟が必要だと思います。
CPUは Core i3-8130UやCore i5-8250Uなど、他の2-3万円代の価格帯のChromebookと比べると頭ひとつ抜きん出たものを使っています。
クロームブラウザでたくさんのタブを開きながらの作業や、スプレッドシートで比較的重い作業をしても特に不満を感じる事は無いと思います。
CPU・PASSMARK
Core i5-8250UもしくはCore i3-8130Uのどちらかが採用されていますが、どちらもとてもパワフルなCPUです。
ローエンドモデルのChromebookに採用されることが多いのがCeleron N4020ですが、このCPUのPASSMARKが1595なので、Core i5はその約3.7倍、i3は約2.3倍となります。
Celeron N4020だとさすがにもたつく場面はありますが、こちらのCPUならほとんどの作業で不足することは無いと思います。
コスパ重視でCore i3モデルを求めるのも悪くはないと思いますが、価格次第ではコア数スレッド数が倍になるCore i5も悪くない選択肢と言えそうです。
CPU | Core i5-8250U | PASSMARK | 5936 |
---|---|---|---|
コア数 | 4 | スレッド数 | 8 |
基本クロック | 1.6Ghz | 最高クロック | 3.4Ghz |
GPU | UHD Graphics 620 | ||
最低TDP | 10W | 最高TDP | 25W |
CPU | Core i3-8130U | PASSMARK | 3687 |
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コア数 | 2 | スレッド数 | 4 |
基本クロック | 2.2Ghz | 最高クロック | 3.4Ghz |
GPU | UHD Graphics 620 | ||
最低TDP | 10W | 最高TDP | 15W |
ディスプレイ詳細
14インチと見やすいサイズでフルHDと動画もネットの閲覧にも適したモデルです。
IPS液晶なので、見る角度が変わりやすいノートパソコンでも色の変化が少なく、複数の人で閲覧する場合にも問題になることは無いでしょう。
ノングレア(非光沢)タイプのディスプレイなので手で直接タッチ操作する場合でも指紋が残りにくいです。
ただしグレア(光沢)タイプと比べると鮮明さは劣るので、動画鑑賞をメインに考えている方は注意が必要です。
画面サイズ | 14インチ | 画面種類 | IPS |
---|---|---|---|
解像度 | フルHD (1920×1080) | タッチパネル | ○ |
表面処理 | グレア(光沢) | 2in1 | コンバーチブル(回転) |
メモリ・ストレージ容量
DDR4 のメモリが 8GB とChromebookとしてはかなり多い容量です。クロームブラウザで複数タブで放置しがちな方や動画を見ながら別の作業をするような方でももたつきを感じることは少ないでしょう。
ストレージ(保存容量)も 64GB とローカル(本体)に保存することが少ない Chromebook では十分な量です。
音楽や動画を保存したいという場合には心もとないですが、拡張性があるので USBメモリを使用すれば問題は無いと思います。
種類 | 容量 | 規格 |
---|---|---|
メモリ | 8GB | DDR4 PC4-17000 |
ストレージ | 64GB | eMMC |
サイズ・重量
CPUがPentiumということを除けば、大きなスペック差の無い同社の「HP Chromebook x360 14b」よりも厚みが2mmも薄くなり、16.5mmとなっています。
これは2020年発売のM1MacBook Air13.3インチの16.1mmに肉薄するくらいの薄さです。
コンバーチブル(回転)タイプでありながら薄型ノートパソコン並みの薄さを実現しています。
ただ逆に残念なのが重量です。
1.6kgと15インチクラスの重量にもなるので、あまりモバイル用途として活用できないかもしれません。
コンバーチブル(回転)タイプとしてタブレットにも活用できますが、重量ゆえにこちらも用途が限られそうです。
重量 | 1.6kg | 幅x高さx奥行 | 325×16.5×225 mm |
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インターフェイス・駆動時間・生体認証
USB3.1のType-A(フルサイズ)がひとつとType-C(充電・通信用)が2つと接続端子は十分です。
本体を充電しながらスマートフォンを繋げてもひとつポートが余るくらいです。
microSDカードスロットもあるので、スマートフォンで撮影した写真や動画も簡単に転送、バックアップできます。
バッテリー駆動時間は13.5時間です。
一般的なChromebookが10時間程度なのを考えるとかなりもつほうでしょう。
生体認証機能はありません。
インターフェイス | USB3.1 Gen1(USB3.0) Type-Ax1/Type-Cx2 microSDスロット | 駆動時間 | 13.5時間 |
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生体認証 | x |
その他・通信関連・カラー
Bluetoothがやや古いので遅延や安定性に少し難が出る可能性はありますが、ほとんどの機器で接続は問題なく可能だと思います。
日本語キーボードしか選べないのは賛否ありそうですが、大きなクセは無い配列で比較的打ちやすいと思います。
Wi-Fiはバージョン5のacまで対応しているので、安定した通信が期待できると思います。
カラーはセラミックホワイト&クラウドブルーでモバイル通信には対応していません。
自動更新ポリシーは2025年6月までとなっています。
その他 | Webカメラ Bluetooth4.2 日本語キーボード | その他2 | |
---|---|---|---|
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | モバイル通信 | x |
カラー | セラミックホワイト&クラウドブルー | 自動更新ポリシー | 2025年6月 |
まとめ
高級感のある筐体でデザインで所有欲を満たしながら、比較的重い作業までこなせる高スペック機種です。
省きましたが Celeron などと違い、CPU が Core i シリーズになるとグラフィック性能がかなり上がるので、ブラウザゲームやAndroidアプリのゲームでもスムーズな動作が期待できます。
本体が重すぎるのが残念な点で、据え置き用と割り切って使うか、モバイル用途として考えている場合は、リュックで担いだり大きめの丈夫なバックに入れて持ち歩くなど、工夫が必要でしょう。
また、本体のカラーがホワイトのみとかなり好みが分かれそうです。
カジュアルに使用するならば老若男女問わずに使えるカラーだと思いますが、ビジネス用途だと無難なカラーが多いASUSなどが先の候補になるかもしれません。
それ以外は弱点らしい弱点は無い機種なので、この機種だけで数年は安心して使っていけると思います。
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