Pentium搭載「HP Chromebook x360 14b」3機種比較レビュー【ミドルエンド】

2021年発売のHP Chromebook x360 14bです。色はスプルースブルー。見た目や質感は価格以上のものを感じます。

スペック・性能表

CPU Pentium Silver N6000
Pentium Silver N5030
Pentium Silver N5000
PASSMARK3176
2678
2602
画面サイズ 14インチ画面種類IPS液晶
解像度 フルHD (1920×1080)タッチパネル
表面処理 グレア(光沢) 2in1コンバーチブル(回転)
メモリ容量  8GB メモリ規格 LPDDR4 PC4-23400
LPDDR4 PC4-19200
ストレージ容量 64GB/128GB eMMC 駆動時間 11時間/10.5時間
インターフェースUSB3.1 Gen1(USB3.0) Type-Ax1/Type-Cx2
microSDスロット
生体認証x
その他Webカメラ
Bluetooth5.0
日本語キーボード
 その他2
無線LANIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
IEEE802.11a/b/g/n/ac
モバイルx
重量1.6kg/1.5kg幅x高さx奥行323.8×19.9×216 mm
カラースプルースブルー
セラミックホワイト
自動更新ポリシー  2026年6月

HP Chromebook x360 14bってこんな機種

HP Chromebook x360 14bは今まで何度かモデルチェンジを繰り返していますが、今回で3台目のリリースになります。

今回は2021年8月に発売ですが、デビュー自体は2019年12月とそこそこ前なので、自動更新ポリシーは2026年6月のまま据え置きで、他の新機種の自動更新ポリシーが2029年6月までなのが多いのに対して、こちらは比較的早く切れてしまいます。

過去の同一モデル名との差はストレージ容量以外はCPUだけといってもいいと思います。

2021年モデルではPentium Silver N6000を採用してぐっと性能が上がっています。

厳密に言うとメモリの規格が新しくなったりといった違いはありますが、体感できる差はほぼ無いと思います。

CPUメモリストレージ
2021年版Pentium Silver N60008GB128GB
2020年版Pentium Silver N50308GB64GB
2019年版Pentium Silver N50008GB64GB

CPU詳細・PASSMARK

2021年版HP Chromebook x360 14bは教育機関向けとも言われたコードネームJasper Lake世代のPentium Silver N6000を採用しています。

総合アプリケーション性能は前世代から35%向上とし、グラフィックス性能が78%改善するというものですが、実際の数字は置いておいてもPASSMARKは3176とかなり高い数字です。

2020年発売のPentium Silver N5030や2019年のPentium Silver N5000も決して低くはない数字ですが、この2機種のほぼ変わらないマイナーチェンジに対してPentium Silver N6000は性能が大幅に向上しているのが分かります。

いずれにせよChromebookのローエンド向けCPUであるCeleron N4020のPASSMARKが1597と考えればどのモデルでも十分な性能を持っているのが分かると思います。

CPU Pentium Silver N6000PASSMARK3176
コア数4スレッド数4
基本クロック1.1Ghz最高クロック3.0Ghz
GPUIntel UHD Graphics
最低TDP4.8W最高TDP6W
2021年モデル
CPU Pentium Silver N5030PASSMARK2678
コア数4スレッド数4
基本クロック1.1Ghz最高クロック3.1Ghz
GPUIntel UHD Graphics 605
最低TDP4.8W最高TDP6W
2020年モデル
CPU Pentium Silver N5000PASSMARK2602
コア数4スレッド数4
基本クロック1.1Ghz最高クロック2.7Ghz
GPUIntel UHD Graphics 605
最低TDP4.8W最高TDP6W
2019年モデル

ディスプレイ詳細

ディスプレイの仕様は3機種とも共通です。

ディスプレイは14インチのIPS液晶でフルHD、グレア(光沢)パネルなので、美しい映像そのままを鑑賞することができます。

タッチパネルに対応しているので、ノートパソコンとして直感的な操作が可能です。

Androidアプリもスマートフォンの感覚で動かすことができます。

タッチパネルに対応していないと使えないアプリも多いので、この点はメリットと言えるでしょう。

コンバーチブル(回転)タイプとなっているので、本体をぐるりと一回転すれば、巨大なタブレットとしても使う事ができます。

画面サイズ 14インチ画面種類IPS液晶
解像度 フルHD (1920×1080)タッチパネル
表面処理グレア(光沢)2in1コンバーチブル(回転)

メモリ・ストレージ容量

メモリの容量は3機種とも8GBですが、2021年モデルはLPDDR4 PC4-19200からLPDDR4 PC4-23400へとメモリの性能がアップしています。

ストレージも2021年モデルは128GBと以前のモデルよりも倍増しています。

規格は同じで高速化の恩恵は受けられませんが、eMMCでもChromebookなら十分早いので問題は無いと思います。

種類容量 規格
メモリ8GBLPDDR4 PC4-23400
LPDDR4 PC4-19200
ストレージ64GB/128GBeMMC

サイズ・重量

サイズや重量も3モデルともほぼ同じですが、2021年モデルだけ100g重くなってしまいました。

もともとの1.5kgは14インチにしては少し重かったので改善を期待していましたが、逆に重くなってしまい残念です。

ほぼ誤差のような数字ですが、次期モデルがあれば軽量化に期待したいところです。

重量1.5kg/1.6kg幅x高さx奥行323.8×19.9×216 mm

インターフェイス・駆動時間・生体認証

インターフェイスは変わりません。

フルサイズのUSB3.1のポートが1つとType-C端子が2つとmicroSDスロット、ヘッドホン端子です。

Type-C端子はPD(パワーデリバリー)とDP(ディスプレイポート)に対応しています。

全ての機器での動作を保証するものではありませんが、充電しながら外部ディスプレイに映像を出力できるのは便利です。

バッテリー駆動時間は10.5時間から11時間まで僅かに伸びています。新しいモデルになって電力効率が少し改善したのかもしれません。

生体認証機能はありません。

インターフェイスUSB3.1 Gen1(USB3.0) Type-Ax1/Type-Cx2
microSDスロット ヘッドホン端子
駆動時間11時間/10.5時間
生体認証

その他・通信関連・カラー

その他のウェブカメラやBluetooth、日本語キーボードなどは特に変わっていません。

無線LANがバージョン5からバージョン6のaxに新たに対応しました。

対応する無線LANの設置がまだまだ少ないので、恩恵を受けられることはあまり無いとは思いますが、嬉しい進化ポイントと言えるでしょう。

カラーは2021年モデルはスプルースブルーという濃いブルーで以前のモデルとはまた違った高級感があります。

2020年までのモデルはセラミックホワイトで、さらさらと馴染みがよく指紋も付きづらいモデルでした。

自動更新ポリシーは2026年6月までと少し短めになっています。

その他Webカメラ
Bluetooth5.0
日本語キーボード
その他2
無線LAN
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
IEEE802.11a/b/g/n/ac
モバイル通信
カラースプルースブルー
セラミックホワイト
自動更新ポリシー2026年6月

【公式】HP Chromebook x360 14b 製品詳細

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