![HPから発売された「HP Chromebook x360 12b」の外観画像です。](https://takostec.com/wp-content/uploads/2021/12/hp_chromebook_x360_12b_ca0000-3.jpg)
回転してタブレットにもなるChromebook x360 14bの兄弟機でこちらは12インチのモデルです。
小型な分やや軽くなっていますが、液晶解像度やメモリが少なかったりとコストカットしているところもあります。
スペック・性能表
CPU | Pentium Silver N5030 Pentium Silver N5000 | PASSMARK | 2685 2597 |
---|---|---|---|
画面サイズ | 12インチ | 画面種類 | IPS |
解像度 | 1366×912 | タッチパネル | ○ |
表面処理 | グレア(光沢) | 2in1 | コンバーチブル(回転) |
メモリ容量 | 4GB | メモリ規格 | DDR4 PC4-19200 |
ストレージ容量 | eMMC:64GB | 駆動時間 | 11時間 |
インターフェース | USB3.1 Gen1(USB3.0) Type-Ax1/Type-Cx2 microSDスロット | 生体認証 | x |
その他 | Webカメラ Bluetooth5.0 日本語キーボード | その他2 | |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | モバイル通信 | x |
重量 | 1.35kg | 幅x高さx奥行 | 272×17.3×216 mm |
カラー | セラミックホワイト&ナチュラルシルバー | 自動更新ポリシー | 2026年6月 |
HP Chromebook x360 12bってこんな機種
Chromebookとしては比較的高性能なCPUにあたる4コア4スレッドのPentium Silverを搭載しており、一段と快適な操作が見込めます。
アスペクト比3:2の12インチディスプレイと一般的な16:10のノートパソコンよりも縦に長いディスプレイです。
タッチ操作とUSI(Universal Stylus Initiative)ペン対応と、低価格モデルのChromebookよりひとつ上の高性能なモデルとなっています。
CPU・PASSMARK
採用されているCPUはインテルのミドルレンジ帯に属するPentium Silver N5030、もしくはPentium Silver N5000です。
どちらもChromebook向けとしては比較的高い性能に属します。
2021年でも採用されているローエンド向けCPUであるCeleron N4020は2コア2スレッドで、PASSMARKは1595という事を考えるといかに高い性能かわかるでしょう。
実際にほとんどの作業で引っかかりを感じることもなくスムーズに動作します。
Pentium Silver N5030とN5000との差は最高クロックが3.1Ghzか2.7Ghzかの違いでPASSMARKの数字にもほとんど差が出ていません。
CPU | Pentium Silver N5030 | PASSMARK | 2685 |
---|---|---|---|
コア数 | 4 | スレッド数 | 4 |
基本クロック | 1.1Ghz | 最高クロック | 3.1Ghz |
GPU | UHD Graphics 605 | ||
最低TDP | 4.8W | 最高TDP | ?W |
CPU | Pentium Silver N5000 | PASSMARK | 2597 |
---|---|---|---|
コア数 | 4 | スレッド数 | 4 |
基本クロック | 1.1Ghz | 最高クロック | 2.7Ghz |
GPU | UHD Graphics 605 | ||
最低TDP | 4.8W | 最高TDP | ?W |
ディスプレイ詳細
360度回転してタブレットにもなるモデルなのはChromebook x360 14bと同じですが、こちらの機種は12インチと珍しいサイズのディスプレイです。
加えてディスプレイ比率が3:2と一般的なノートパソコンの16:10よりも縦が少し長くなっています。
その影響もあって、1366×912と少々物足りない解像度となってしまっています。
通常のネットサーフィン程度では大きな違いは分からないと思いますが、人によっては文字の粗さが気になるかもしれません。
YouTubeや動画配信サービス、ゲームアプリなどは、16:10か16:9に最適化されているので、マルチメディア用途にはあまり向かないかもしれません。
縦方向が見やすい比率故に、文字入力やプログラミングなどの作業では逆に便利に感じると思います。
タッチパネルにも対応しているので、使う予定のある方、なるべく多くのAndroidアプリを動かしたいという方にはオススメです。
画面サイズ | 12インチ | 画面種類 | IPS |
---|---|---|---|
解像度 | 1366×912 | タッチパネル | ○ |
表面処理 | グレア(光沢) | 2in1 | コンバーチブル(回転) |
メモリ・ストレージ容量
メモリは4GBと一般的な容量です。
メモリ容量が少ないと動作が遅くなったり引っかかりを感じやすくなってきます。
ChromeOSはメモリ4GBでも比較的軽く動作するので、問題はないかと思います。
大量のタブを開いたり、複数のアプリを使用するといった使い方をする場合は、少し心もとないかもしれません。
ストレージは64GBと比較的多めの容量です。
Chromebookで音楽や動画を見る為に、大量のファイルを保存するといった使い方でなければ十分だと思います。
種類 | 容量 | 規格 |
---|---|---|
メモリ | 4GB | DDR4 PC4-19200 |
ストレージ | 64GB | eMMC |
サイズ・重量
大きさは普通です。
重量1.35kgと12インチのモデルとしては少し重いです。
一般的に重めの14インチノートパソコンで約1.5kgなので、もう少し軽くてもよかったのかなと思います。
ただ持ち歩く前提として見れば、女性でも頑張ればなんとかなる重量かなと思います。
重量 | 1.35kg | 幅x高さx奥行 | 272×17.3×216 mm |
---|
インターフェイス・駆動時間・生体認証
インターフェイスは充実しています。
フルサイズのUSB3.1の端子が1つと、Androidスマートフォンやデジタルガジェット機器で多く使われているType-C端子が2つあります。
Type-C端子はPD(パワーデリバリー)とDP(ディスプレイポート)に対応しているので、充電しながら外部モニタに映像を出力することができます。
駆動時間は11時間と一般的なChromebookが10時間という事を考えると、やや長いです。
生体認証には対応していません。
インターフェイス | USB3.1 Gen1(USB3.0) Type-Ax1/Type-Cx2 microSDスロット ヘッドホン端子 | 駆動時間 | 11時間 |
---|---|---|---|
生体認証 | x |
その他・通信関連・カラー
ウェブカメラ、Bluetooth、日本語キーボードとひと通りのものは備えています。
Bluetoothは最新ではないものの、バージョン5.0に対応しているので、ほとんどの周辺機器での動作は問題ないと思います。
無線LANはバージョン5のacまで対応しています。最新ではないものの、高速で安定した通信が可能です。
モバイル通信には対応していません。
カラーは外側がホワイトでキーボード側がシルバーのセラミックホワイト&ナチュラルシルバーです。
外装内装ともにサラサラとした肌触りで指紋がつきにくく、清潔感と高級感が両立しています。
仕事でも使えそうな落ち着いた色合いなので、色々なシーンで活躍してくれそうです。
自動更新ポリシーは2026年6月です。
その他 | Webカメラ Bluetooth5.0 日本語キーボード | その他2 | |
---|---|---|---|
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | モバイル通信 | x |
カラー | セラミックホワイト&ナチュラルシルバー | 自動更新ポリシー | 2026年6月 |
まとめ
CPUにPentiumを採用するなど、比較的高い水準の性能でまとまっている本機ですが、3:2というディスプレイ比率は好みが分かれそうです。解像度もやや低めになっているので、ファイルの閲覧やプログラミング用途には便利な反面、あまりマルチメディア向けとは言えず、向き不向きがハッキリしているモデルだと思います。
こんなはずじゃなかった…になりやすい機種かもしれないので、可能なら実機を確かめたほうがいいかもしれません。
とはいえ総じて優れたハードスペックとしてライトユーザーから少々重い作業をするユーザーまで幅広くオススメできるモデルとなっています。
コメント